しわの種類と治療方法
表情じわ
笑ったり怒ったりする表情を繰り返すことで深くなるしわです。眉間、目じりなどに現れやすい傾向にあります。
原因は表情筋を動かす動作の繰り返しですが、そもそも肌が乾燥していると、それだけしわも刻まれやすくなります。
おすすめの治療
しわ・ほうれい線の原因は?食べ物や骨格は関係ある?
しわの原因
加齢
加齢によって、皮膚が薄くなること、コラーゲン・エラスチン・ヒアルロン酸が減少すること、新陳代謝が低下すること、筋肉が衰えることで、しわが生じやすくなります。
紫外線
紫外線は、真皮にまで到達し、コラーゲン、エラスチン、線維芽細胞を傷つけます。このことで、肌の緩みが生じ、しわが発生します。
乾燥
乾燥によって、バリア機能が低下すると、紫外線の影響を受けやすくなります。
また、しわも刻まれやすくなります。
ストレス
強いストレスによって分泌されるホルモンが、肌のバリア機能の低下、新陳代謝の低下を招き、しわだけでなく、肌荒れ、たるみなどが起こりやすくなります。
生活習慣の乱れ
栄養バランスの偏った食事、睡眠や運動の不足は、新陳代謝の低下、コラーゲンなどの生成の阻害を招き、しわ、シミの原因になります。
ほうれい線が深くなる原因は骨格や筋肉?
骨格や骨のくぼみ
もともとのお顔の骨格や、小鼻のまわりの骨の出っ張りが少ないと、ほうれい線が形成されやすくなります。特にアジア人に多いタイプのほうれい線です。
表情をつくる筋肉の衰え
表情筋が衰えることで、頬を支える力が減少し、ほうれい線が深くなってしまいます。
加齢による口元や頬のたるみ
加齢によって口元や皮膚がたるむと、その下にあるほうれい線が深くなってしまいます。
真皮内にあるコラーゲンの減少
真皮内のコラーゲンが減少すると、ハリ・弾力が失われ、結果としてほうれい線が深くなります。
しわ・ほうれい線の対策・予防方法
紫外線対策
紫外線は、コラーゲンやエラスチンの減少を招きます。
季節問わず、日焼け止め、帽子、日傘、サングラスなどによって紫外線対策を行うことが大切です。
スキンケア
表皮性しわの予防には保湿とターンオーバーの正常化のためのスキンケアが、真皮性しわの予防にはコラーゲン・エラスチンを補うスキンケアが有効です。
ただし、コラーゲンについては外からの補給では高い効果は期待できません。
表情筋を使い、鍛える
表情筋は、身体の筋肉と同じように、使うことで鍛えられます。
「あ・い・う・え・お」と口を大きく動かしながら発声したりする体操などがあります。食事のときによく噛むこと、やわらかいものだけでなく硬いものを噛むことも有効です。
生活習慣の改善
栄養バランスのとれた食事、量・質とも十分な睡眠、適度な運動を心掛けましょう。
新陳代謝の正常化、コラーゲンの生成促進といった効果が期待できます。
ほうれい線を消すための治療方法
ヒアルロン酸注入
ほうれい線の改善のためにおすすめしたいのが、ヒアルロン酸注射です。
もともと体内に存在するヒアルロン酸を直接注入することで、肌の弾力とハリを取り戻され、ほうれい線が薄くなります。
注入直後から効果をご実感いただけます。その後半年~1年ほど、効果が持続します。
当院で行うしわ・ほうれい線治療の流れ
1カウンセリング
スタッフ・医師がカウンセリングを行い、患者様のお悩み・ご希望をお伺いします。
骨格、お肌の状態などを確認させていただきます。
また、副作用・リスク、ダウンタイムや注意点などについて、改めてご説明いたします。
2洗顔
メイク、皮脂、汚れなどを落とすため、洗顔をしていただきます。
3ヒアルロン酸注射
ヒアルロン酸を注射します。
麻酔液が入っているため、ほとんど痛みはありません。
4ご帰宅
ほうれい線、お肌の状態を確認し、お帰りいただけます。
しわ治療に関するよくあるご質問
ボトックスやヒアルロン酸などの注射は痛みがありますか?
注射ですから、針を刺すときのチクッとした痛みはどうしても発生してしまいます。当院では、極細の針、麻酔クリームを使うなどして、できるだけ痛みを抑えられるよう努めています。
しわ治療の効果は、どれくらい持ちますか?
治療法によって異なります。ボトックス注射であれば3~4ヵ月、ヒアルロン酸注射であれば半年~1年が目安となります。
※個人差があります。
シワのない肌を維持するには、何をすればよいですか?
まずは、シワの原因が紫外線、乾燥、ストレス、生活習慣の乱れにあることを意識し、それぞれの対策を講じましょう。ただ、加齢もシワの原因となるため、それだけでシワのない肌を維持するというのは困難です。
当院ではシワ予防のメニューも多数ご用意しておりますので、シワができる前、深くなる前に、ぜひ一度ご相談ください。
たるみとは?症状チェックや原因・改善方法
このような症状でお悩みはございませんか?
- 顔がたるんでいる
- 目の下のたるみ、シワが気になる
- たるみのせいで老けて見える、疲れて見える
- たるみで目の下に影ができる
たるみの原因は?長時間のスマホも原因!?
肌弾力の減少
30歳頃から、真皮内のコラーゲン、エラスチンの量が減少していき、たるみが起こりやすくなります。
表情筋の衰え
主に加齢を原因として、表情筋も衰えていきます。皮膚・皮下脂肪を支えられなくなり、たるみが生じます。
皮下脂肪の増加
加齢に伴う基礎代謝の低下、肥満などによって皮下脂肪が増加することによって起こるたるみです。
長時間続く悪い姿勢
長時間、首を前に出したり、下を向くなどの姿勢の悪さを原因として、リンパや血液の流れが悪くなり、老廃物が溜まります。すると、むくみが生じやすくなり、それがお顔にも現れます。
近年は、スマートフォンや携帯ゲームの長時間使用も、たるみの原因になっていることが指摘されています。
たるみを自分で改善する方法
スキンケア
保湿を中心としたスキンケアで、肌を乾燥から守り、弾力を維持します。また、保湿によってバリア機能が保たれることで、紫外線の影響も受けにくくなります。
紫外線対策
日焼け止め、帽子、日傘、サングラスなどを使い、夏以外の季節も通年で紫外線対策を行います。
紫外線は、コラーゲンやエラスチンにダメージを与え、たるみの他、しみなどの肌トラブルの原因になります。
表情筋を鍛える
「あ・い・う・え・お」と口を大きく動かしながら発声する体操などで、表情筋を鍛えましょう。
表情筋は、身体の筋肉と同じように、鍛えることでたるみを予防・改善できます。
生活習慣の改善
基礎代謝の維持・向上のため、生活習慣を改善しましょう。食べ過ぎを控え、適度な運動をします。十分に睡眠をとることも、他の肌トラブルの予防・改善のために重要となります。
当院で行う“たるみ”の治療方法
ハイフ(HIFU)
HIFU(High Intensity Focused Ultrasound=高密度焦点式超音波療法)は、超音波を一点に集中させ、ピンポイントのリフトアップ効果が得られる治療です。超音波の熱エネルギーを、皮下 4.5ミリの「SMAS層」と皮下3ミリの「真皮層」の二層に届けます。
メスを使わずに、たるみ改善、小顔効果、肌質改善が期待できます。
糸リフト
医療用の特殊な糸を皮膚の下に通し、たるみを改善する治療です。
当院では、糸の突起の数が多く、柔軟性と伸縮性にたけた「N-COG(エヌ‐コグ)」という糸を使用しています。
違和感、痛みを抑えながら、しっかりとしたリフトアップ効果が得られます。
フォトフェイシャル
IPL(Intense Pulsed Light)をお顔に照射し、たるみや小じわ、しみ、そばかす、ニキビ、ニキビ跡、くすみなど、幅広い肌トラブルを改善するための治療です。
当院では、ルミナス社の最新型フォトフェイシャル「M22」を採用しております。7種のIPLを照射することができますので、お肌のお悩み・状態に応じて、適切な波長を選択します。
ダーマペン
髪の毛より細い針を使用して、お肌に極めて小さな穴を一時的にあけることで、自然治癒力を向上させて肌トラブルを改善する治療です。
肌が生まれかわる状態をつくりだすことで、コラーゲンの分泌、新陳代謝向上を促し、たるみ、毛穴の開き、ニキビ跡、小じわなどを改善します。
水光注射
美容大国・韓国で生まれた美肌治療です。
高い保湿力を持つ「非架橋ヒアルロン酸」を主成分とした美容成分を、極細の針を用いてお顔に注入します。美容成分には、ビタミンC、プラセンタ、CoQ10などをプラスしてカスタマイズすることができます。
肌の潤い・ハリの向上、コラーゲンの生成促進によって、たるみの他、ちりめんじわや小じわの改善も期待できます。
ヒアルロン酸注射
もともと私たちの身体の中に存在し、保湿力に優れた「ヒアルロン酸」を、気になる部位に直接注入します。
肌の潤いとハリが回復し、たるみ、しわの改善などが期待できます。
施術直後から効果をご実感いただけるのも、ヒアルロン酸注射の魅力です。