睾丸摘出手術は、さまざまな理由で必要とされる手術ですが、その費用については詳しく知らない方も多いでしょう。
睾丸摘出にかかる費用は、ジェンダークリニックで約30万円~50万円、大学病院(岡山大学病院と山梨大学医学部付属病院のみ)で約170万円(造膣含む)が相場となっています。
当記事では、睾丸摘出手術にかかる費用の相場や内訳、クリニック選びのポイントについて詳しく解説します。
また、手術費用を削減する方法や支払い方法についても紹介します。
ぜひ最後までお読みください。
千原良友
ノリス美容クリニック 院長

奈良県立医科大学を卒業後、きっこう会多根総合病院や奈良県立奈良病院(当時)にて、泌尿器科医として臨床と研究に従事。
南カリフォルニア大学ノリスがんセンターや国立がんセンター(当時)研究所病理部での研究、奈良県立医科大学分子病理学講座での講師、恩賜財団済生会中和病院、栄セントラルクリニックの勤務を経て、ノリス美容クリニックを開院した。
睾丸摘出に掛かる費用は約30万円から
睾丸摘出手術の費用は、約30万円からとなっています。
受ける場所や手術の内容によって異なりますが、具体的な費用は以下の通りです。
診療機関 | 費用 | 特徴 |
大学病院 ※岡山大学病院と山梨大学医学部付属病院のみ | 約170万円 (造膣含む) | 設備が充実している経験のある医師が豊富 |
ジェンダー クリニック | 約30万円〜 約50万円 | 性の悩みに特化したサポートが受けられる |
大学病院で手術を受ける費用は約170万円
大学病院で性別適合手術を受ける場合、費用は約170万円程度が一般的です。
大学病院では、手術に必要な設備が揃っている点が特徴です。
ただし、入院費用や検査費用も含まれるため比較的高額になる傾向があります。
また、睾丸摘出のみではなく、性別適合手術として造膣なども含まれているため、費用が高額となっております。
現在、性転換手術を行っている大学病院は、岡山大学病院と山梨大学医学部附属病院のみです。
ジェンダークリニックの費用は約30万円から約50万円
ジェンダークリニックでは、睾丸摘出費用は約30万円から約50万円と幅があります。
クリニックによっては、より低価格で提供しているところもありますが、設備や医師の経験などを考慮して選ぶことが重要です。
ジェンダークリニックでは、トランスジェンダーの方を対象にしたサポートが充実している場合が多いです。
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性別適合手術の料金
睾丸摘出以外の性別適合手術(GID)について、一般的にどのくらいの費用がかかるのか、岡山大学病院を例にご紹介致します。
施術内容 | 料金 |
---|---|
外陰部女性化術 | 1,280,000円 |
膣形成術+外陰部女性化術 | 1,700.000円 |
膣形成術のみ(開腹手術) | 1,260.000円 |
腹膣鏡下造膣術+外陰部女性化術 | 2,000,000円 |
膣形成術のみ(腹膣鏡下手術) | 1,260,000円 |
陰茎睾丸修正術 | 300,000円 |
声帯手術 | 700,000円 |
性別適合手術には、睾丸摘出以外にも様々の手術方法がございますが、費用もそれぞれ異なります。
自らの経済状況も踏まえたうえで、どの手術が適しているのかご選択ください。
睾丸摘出はホルモン療法を受けていない人が特定の病院のみで保険適用される
睾丸摘出手術の保険適用は、ホルモン療法を受けていない人に限られています。
また、保険が効く病院は、大学病院のみとされています。
そのため、クリニックでの睾丸摘出は基本的に保険適用外であるということを知っておきましょう。
2018年4月より、性同一性障害の外科治療の健康保険の適用が開始されることが決定し、当院は形成外科、産婦人科とも認定施設として登録されました。
引用元:GIDの外科治療|山梨学院大学医学部形成外科
保険適用外使用となるホルモン製剤の投与を受けている人は、保険適用の手術をうけることはできない
引用元:GIDの外科治療|山梨学院大学医学部形成外科
睾丸摘出手術以外で必要になる費用
睾丸摘出手術以外にも、さまざまな費用が発生します。
以下は、主な費用の内訳です。
費用項目 | 費用範囲 |
カウンセリング費用や受診料 | 約2000円〜約5000円 |
検査費用 | 数千円〜約1万円 |
麻酔費用 | 約3万円〜約10万円 |
キャンセル費用 | 手術費用の数十% |
消費税 | 診察料や手術費に加算 |
トラブル発生時の診察費や薬代 | 約2000円 |
それぞれの費用内訳について、以下で詳しく解説します。
カウンセリング費用や受診料は約2000円から約5000円
睾丸摘出手術前には、カウンセリングや診察が必要となり、約2000円から約5000円程度です。
カウンセリングでは、手術に対する不安や疑問を解消し、治療計画を確認します。
クリニックによって費用は異なりますので、事前に確認しておくと良いでしょう。
また、初診料や再診料が別途かかることもありますので、合わせて確認しておくことをおすすめします。
検査費用は数千円から1万円
睾丸摘出手術前に必要な各種検査の費用は、数千円から1万円程度です。
例えば、血液検査では感染症の有無を確認するなどが該当します。
手術前の検査結果に基づいて、医師は手術の適応を判断します。
麻酔の費用は約3万円から10万円
睾丸摘出手術中に使用する麻酔の費用は、約3万円から10万円程度です。
麻酔の種類や手術の長さによって費用が変わります。
一般的に、全身麻酔の方が局所麻酔よりも高額になります。
睾丸摘出のキャンセル費用は手術費用の数十%
睾丸摘出手術をキャンセルした場合、キャンセル料が発生する場合があります。
通常、手術費用の数十%がキャンセル料として請求されます。
キャンセルポリシーについては、事前にクリニックに確認しておくことが重要です。
キャンセル料は、手術の準備や他の患者への影響を考慮して設定されていることが多いです。
消費税は診察料や手術費などに加算される
診察料や手術費には消費税が加算されます。
消費税は、総費用に対して加算されるため、予算を立てる際にはこの点も考慮する必要があります。
トラブルが発生した際の診察費や薬代は約2000円
睾丸摘出後にトラブルが発生した場合、追加の診察費や薬代は約2000円程度が一般的です。
トラブルの内容によっては、さらに追加費用が発生することもあります。
例えば、感染症の予防や治療のための抗生物質の処方や、術後の痛みを管理するための鎮痛薬などが必要になることがあります。
睾丸摘出手術の費用を支払う方法4つ
睾丸摘出手術の費用を支払う方法は、主に以下の4つです。
- 一括で現金支払い
- クレジットカードで翌月に支払う
- 医療用ローンで分割支払い
- 前払金(予約金)を支払う
手術費用の支払い方法についても、事前に確認しておきましょう。
睾丸摘出の費用を一括で現金を支払う
最もシンプルな支払い方法は、一括で現金を支払う方法です。
メリット | デメリット |
手数料がかからない総額を把握できる | 一度に大きな金額を用意する必要がある |
この方法では、手数料がかからず、支払いがスムーズに行えます。
現金支払いは、追加費用が発生しないため、総額を把握できるというメリットがあります。
また、多くのクリニックでは現金支払いに対応しているため、手続きが簡単です。
クレジットカードで翌月に支払う
クレジットカードを利用して、翌月にまとめて支払う方法もあります。
メリット | デメリット |
翌月に支払いを延期できる | カードの利用限度額に注意が必要支払いが翌月に集中する可能性がある |
この方法では、翌月に睾丸摘出手術の支払いを延期することが可能です。
ただし、クレジットカードの利用限度額に注意が必要です。
限度額を超える場合は、カード会社に事前に連絡して限度額の引き上げを依頼することも検討してください。
医療用ローンで分割して支払う
医療用ローンを利用することで、費用を分割して支払うことができます。
メリット | デメリット |
毎月一定額を支払うため、経済的な負担を軽減できる大きな金額を一度に用意する必要がない | ローンの利息が発生するため、総額が増えるローン審査が必要 |
この方法では、毎月一定額を支払うため、経済的な負担を軽減できます。
医療用ローンは、銀行やローン会社を通じて申し込むことができ、手続きが比較的簡単です。
ただし、ローンの利息が発生するため、総額が増えることに注意が必要です。
利息率や返済期間を事前に確認し、自分に合ったローンを選ぶことが重要です。
前払金(予約金)を支払う必要があるケース
一部のクリニックでは、手術の予約時に前払金(予約金)を支払う必要があります。
メリット | デメリット |
手術費用の一部を事前に支払うことで、残りの支払いを計画しやすい | キャンセル時に返金されない場合がある追加で支払う金額が発生する可能性がある |
前払金は手術費用の一部として充当されますが、キャンセルした場合には返金されないことがあるため、注意が必要です。
前払金の金額や返金ポリシーについては、事前にクリニックに確認し、納得の上で支払うことが大切です。
睾丸摘出手術を受けるクリニックと医師の選び方4つ
睾丸摘出手術を受ける場合、クリニックの選び方は以下を抑えると良いでしょう。
- 費用だけで選ばない
- 泌尿器科の医師である
- 医師と直接相談が可能なクリニックである
- 睾丸摘出手術をする際に診断書が必須である
以下では、それぞれの選び方について詳しく解説していきます。
費用だけで選ばない
睾丸摘出手術を受けるクリニックを選ぶ際に、費用だけを基準にするのは避けましょう。
費用だけでなく、以下の点も考慮して選ぶことが重要です。
- 医師の経験
- クリニックの評判
- 設備の充実度
高額なクリニックでも、医師の経験が豊富で設備が充実している場合は、その費用に見合った価値があることが多いです。
泌尿器科の医師である
睾丸摘出手術は、泌尿器科の医師によって行われるべきです。
泌尿器科の医師は、男性の生殖器に関する豊富な知識と経験を持っており手術を行うことができます。
クリニックのウェブサイトやパンフレットに記載されている医師の経歴や資格をチェックするようにしましょう。
また、初回のカウンセリングで直接医師に質問することも有効です。
医師と直接相談が可能なクリニックである
睾丸摘出手術を受ける際、医師と直接相談ができるクリニックを選びましょう。
事前に医師と十分なカウンセリングを行うことで、不安や疑問を解消し、自分に合った治療を選択することができます。
特に、以下の点を重視すると良いでしょう。
- カウンセリングの充実度
- 質問のしやすさ
カウンセリングの際に不安や疑問を遠慮なく質問し、自分が納得できるまで話し合うことが大切です。
睾丸摘出手術をする際に診断書が必須である
睾丸摘出手術を受ける際には、診断書が必須であることを確認しましょう。
診断書は、保険適用や手術後のフォローアップにも重要です。
診断書が必要な場合、事前に医師と相談し、適切な手続きを行うことが大切です。
また、診断書の発行には時間がかかることもあるため、早めに準備を進めることをおすすめします。
睾丸摘出手術をするならノリス美容クリニック
ノリス美容クリニックは、睾丸摘出手術に対応しているクリニックの一つです。
経験がある医師が在籍しており、患者一人ひとりに合わせた治療計画を提供しています。
カウンセリングからアフターケアまで、一貫したサポートが受けられます。
睾丸摘出をお考えの方は、まず一度ご相談ください。
睾丸摘出に関するよくある質問
睾丸摘出に関してよくある質問は以下のとおりです。
- 睾丸摘出の手術後は生活に制限がありますか?
- 睾丸摘出を受けるメリットは?
- 睾丸摘出はどういった手術方法ですか?
それぞれ詳しく解説いたしますので、是非参考にしてみてください。
睾丸摘出の手術後は生活に制限がありますか?
それぞれの術後の状況によって異なりますが、目安は以下のとおりです。
- 術後2日間は入浴を控える(シャワーは当日から可能)
- 術後1週間、毎日消毒を行う
- マスターベーションや性行為は術後1週間ほど控える
睾丸摘出を受けるメリットは?
睾丸摘出を受けるメリットは以下のとおりです。
- 股間まわりがすっきりする
- 筋力が低下する
- ヒゲや体毛の増加を抑える
- 頭髪の薄毛進行を抑制する
- 避妊効果
- 乳房と乳腺が発達する
睾丸摘出はどういった手術方法ですか?
睾丸摘出の手術方法は以下のとおりです。
麻酔を施した後、陰嚢の中央部分のシワに沿って3〜4センチ程度切開を行います。
何層にもなっている、睾丸を包む膜を丁寧に剥離し、精管および血管束の結紮を行ったうえで睾丸を摘出します。
傷跡が殆ど目立たないよう、丁寧に縫合します。
まとめ
当記事では、睾丸摘出の費用やクリニックの選び方について解説しました。
睾丸摘出手術を検討する際には、費用や手続きなど、さまざまな点で十分な準備が必要です。
またクリニックで手術を受けるためには、医師とのカウンセリングをしっかり行うことが重要です。
当記事で紹介した情報を参考に、自分に合ったクリニックを選びましょう。