「仮性包茎で、自分の身体に自信がない」
「仮性包茎を治すためにクリニックへ行くのは恥ずかしい」
仮性包茎はデリケートな問題なので他の人に相談しにくいため、できることなら自力で治したいと思っている人も多いでしょう。
この記事では、仮性包茎を放置しておくとどのような悪影響があるのかについてや、仮性包茎を自力で治す方法について解説しています。
最後まで読むことで仮性包茎の悩みから解放され、自分に自信をもって生活できるようになりますので、ぜひ参考にしてください。
仮性包茎とは
仮性包茎とは、平常時にペニスの亀頭が包皮に覆われている状態ではあるものの、手で簡単に剥ける状態であることをいいます。
程度は人それぞれですが、基本的に日常生活で支障をきたすことはほぼなく、病気ではないとされています。
ここでは、仮性包茎や包茎の種類について解説します。
- 仮性包茎になる原因
- 日本人男性の6~8割は仮性包茎
- 包茎の種類
「病気ではないから、治療は必要ない」といわれていても、簡単に認められないのが仮性包茎です。
たとえば、友達や職場の仲間と一緒に温泉に入ることになった時や、彼女と初めての性交渉に至った場合など、ふとした瞬間に不便さや恥ずかしさを感じる瞬間もあるでしょう。
さまざまな場面に対応できるよう、包茎について知識をつけておきましょう。
仮性包茎になる原因
仮性包茎になる原因には、次のようなことが考えられます。
- 生まれつき包皮が長い
- ペニスが十分に成長しなかった
- 間違った自慰行為で包皮だけが伸びてしまった
仮性包茎の原因である包皮の長さは遺伝もあるとされているため、後天的にどうにかできるものではありません。
ペニスの成長や自慰行為に関しては、思春期に無理なダイエットをしないことや間違った自慰行為をしないようにすることで、防止できる可能性もあります。
日本人男性の6〜8割は仮性包茎
明確なデータはありませんが、日本人男性の6〜8割は仮性包茎だといわれています。
日本人男性に仮性包茎が多い理由としては、日本と海外がもつ文化の違いも考えられるでしょう。
日本では性的な事柄に対する態度が控えめで、性器に関わる行為に対しても消極的な傾向があります。
対して、海外には宗教的な儀式の一つとして生まれた赤ちゃんのペニスの一部を切開、もしくは切除する「割礼」を行う地域があります。
また、海外では入浴時に大人が子どものペニスの皮を剥いてあげる習慣がありますが、これも日本ではあまり一般的ではありません。
これらの理由が、日本人男性には仮性包茎が多いといわれている所以です。
日常生活に影響する包茎の種類
包茎には、仮性包茎・真性包茎・カントン包茎の3種類があり、日常生活に影響する包茎は、真性包茎とカントン包茎です。
それぞれの状態を簡単にまとめてみました。
種類 | 状態 |
---|---|
真性包茎 | 平常時、勃起時ともに亀頭が包皮に覆われている |
カントン包茎 | 包皮の先端部分がせまく、ペニスを締め付ける |
真性包茎は、包皮の先端部分が非常にせまいか、亀頭と包皮が癒着している状態で、平常時・勃起時ともに亀頭を完全に露出できません。
ペニスの成長は妨げられ、性行為時には包皮の先端部分が締め付けられるため、痛みを伴うこともあります。
カントン包茎は、無理に剥いてしまった結果、亀頭が元に戻らなくなり、陰茎が締め付けられることで亀頭がうっ血している状態を指します。
最悪の場合、亀頭が壊死する恐れもあるため、早期の治療が不可欠です。
また、真性包茎やカントン包茎は日常生活に支障があるため、保険適用で治療ができます。
ただし、美容クリニックは保険適用されないところもあるので注意が必要です。
仮性包茎を自力で治す方法
仮性包茎を自力で治すには、次のような方法があります。
矯正アイテム | 使用方法 |
---|---|
矯正リング | 包皮をペニスの根元に集めて、亀頭の根元にリングを装着することで亀頭を露出させる |
矯正テープ | 包皮をペニスの根元に集めて、亀頭を露出させてから余った包皮と竿部分をテープで固定する |
矯正リングや矯正テープは、どちらも継続して使用することを前提につくられています。
包皮の剥き癖を定着させることによって、仮性包茎の悩みを解決しようとするアイテムです。
しかし、これらのアイテムは、実際に使用している間だけしか亀頭を露出させることができません。
使用をやめれば、結局元の状態に戻ってしまうため、根本的な解決にはならないでしょう。
それどころか、かゆみや腫れといったトラブルが起こる恐れや、小さな傷から包皮と亀頭が癒着を起こして真性包茎へと悪化するリスクもあります。
つまり、仮性包茎を自力で治すには、継続的かつ繊細なケアが必要といえるでしょう。
手術は必要ないってほんと?仮性包茎が引き起こすリスク2選
仮性包茎が引き起こす主なリスクは、次の3点です。
- 清潔さがなくなり、悪臭の原因になる
- 女性に対して自信がなくなる
仮性包茎は日常生活に支障がないため、基本的に手術は必要ないとされているため、手術を受けても保険適用外です。
しかし、仮性包茎が原因で高まるリスクがあることも事実です。
仮性包茎が引き起こすリスクについて、詳しくみていきましょう。
清潔さがなくなり、悪臭の原因になる
仮性包茎は清潔な状態を保ちにくく、悪臭の原因になる恐れもあります。
仮性包茎は包皮と亀頭の間に尿や精液・皮脂が溜まりやすく、湿気が閉じ込められやすいため、常に細菌や雑菌が繁殖しやすい状態です。
この状態が続くと特有の生臭いにおいが発生し、まわりに不快感を与えることも考えられます。
日本ではとくに清潔面から個人の体臭に対しても敏感な傾向があるため、ペニスから発生する不快なにおいは、対人関係に悪影響を及ぼす危険もあります。
女性に対して自信がなくなる
仮性包茎は、女性に対して自信がなくなるというリスクもあります。
仮性包茎は亀頭が包皮に覆われているため、勃起時は外部からの刺激に非常に敏感です。
そのため、性行為で早漏になりやすい傾向があります。
また、余剰の包皮がペニスとコンドームの間に隙間を作り、コンドームが外れやすいことから、避妊の失敗や性感染症のリスクが高まる恐れもあります。
早漏や避妊の失敗が続けば、男性としての自信をなくし、精神的ストレスから勃起不全(ED)を引き起こすことも考えられるでしょう。
仮性包茎で手術した方がいい人
仮性包茎で手術をした方がいいのは、次のような人です。
- 18歳以上の人
- 性行為で満足できない人
- 衛生面が気になる人
それでは、ひとつずつ詳しく説明していきます。
18歳以上の人
仮性包茎で悩んでいる18歳以上の人は、手術を検討するのが良いでしょう。
すべての男性は包茎の状態で生まれ、成長とともに包茎が解消していきます。
未成年の場合はまだ身体が成長途中(思春期)のため、成長によって自然に包茎が改善されることもあるでしょう。
思春期とは
青年期の前期。第二次性徴が現れ、生殖が可能となって、精神的にも大きな変化の現れる時期。ふつう12歳から17歳ごろまでをいう。
引用:weblio辞書
一般的に思春期を過ぎると大人の身体になり、それ以降の成長は見込めません。
つまり、18歳以上の人で仮性包茎に悩んでいるなら今後自然に治ることは考えにくいため、手術を受けた方が良いと考えられます。
性行為で満足できない人
仮性包茎でも性行為はできますが、早漏や勃起維持時間が短いことに悩んでいる人は、仮性包茎の手術を受けると良いでしょう。
早漏や勃起維持時間が短いのは普段亀頭が包皮に覆われているため、刺激に慣れていないことが原因です。
手術を受け亀頭を露出した状態に感覚が慣れると、性行為中の感覚を調節しやすくなることが考えられます。
精神的な負担も軽減されるため、よりリラックスした状態で性行為に臨めます。
その結果、早漏や勃起維持時間の悩みも解消できるでしょう。
衛生面が気になる人
仮性包茎手術は、ペニスの衛生面が気になっている人にもおすすめです。
仮性包茎は汚れが溜まるため、不衛生になりがちです。
日常的ににおいに悩まされていたり、包皮炎を繰り返していたりする人もいるでしょう。
また、不衛生な状態で性行為を行えば、女性の膣炎を誘発することにもなります。
仮性包茎手術をすることで日々のケアが楽になり、ペニスを清潔に保てるようになるため、気になるにおいも解消します。
仮性包茎の手術費用は約20万
仮性包茎の手術にかかる費用は、当院では約20万円となっています。
20万円という金額だけを聞くと、高額な費用に感じるかもしれません。
しかし、手術を受けることで感染症のリスクを減少させたり、性行為に自信が持てるようになったりというメリットが多く即効性もあります。
仮性包茎を自力で治そうとするために必要な時間や費用を考えれば、明らかに費用対効果が高いといえるでしょう。
ノリス美容クリニックの包茎手術
仮性包茎の手術は痛みが少ない
仮性包茎の手術は局所麻酔を使用するため、痛みが少ないと言われています。
手術は包皮を切開または切除し、亀頭を露出させるだけなので、手術時間も短く日帰り手術が可能です。
デリケートな部位なので、「手術が痛いのではないか」と不安になりがちですが、局所麻酔の際にわずかな痛みを感じる程度なので、安心してください。
仮性包茎にパンツの種類は関係ない
仮性包茎に、パンツの種類は関係ありません。
巷には「ペニスが蒸れると仮性包茎になりやすいから、風通しの良いトランクスを履かせる方が良い」などという、根拠のない噂も溢れています。
噂に惑わされることなく、成長期の子どもには締め付けが少なく動きやすいパンツが良いでしょう。
仮性包茎は放置するとリスクが高まるため治療を検討しましょう
本記事では、仮性包茎について解説しました。
- 仮性包茎は日本人男性の6割以上
- 18歳をすぎたら手術で治すほうがいい
仮性包茎は日常生活に影響がないとはいえ、放置するとさまざまなリスクが高まります。
仮性包茎から卒業すれば、きっと明るい未来が訪れることでしょう。
仮性包茎で少しでも悩みがあるなら、まずは相談から検討するのをおすすめします。
\まずはお気軽にご相談ください/